3分でわかる『Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)』第3~4話
※以前自分のブログに書いた記事を移したものです。
3話
フローラ女学院でバンブボールという点数制のドッジボールのような球技が行われます。
このリーグ戦で優勝すればポイントが入るのでティアラは意気込むですが、相手チームにルキフェルとアンジェリカという強敵がいるのに加え、アシュレイとラヴィの関係にひびが入っているという状況。
リネットによってアシュレイがリネットに手製したトートバッグを、リネットにプレゼントしたことが原因でラヴィが不機嫌になったところまでは分かりましたが、なぜ不機嫌になったかまでは分からないままです。
そんな状況の中、ティアラ達5人はメリッサ、ココ、リリの3人と一緒のチームでバンブボールに参加しましたが試合は劣勢、ロゼッタがラヴィの一時的な肉体強化魔法でアンジェリカからも点を取り、ルキフェルのボールをキャッチすると活躍しますが時間切れで一気に戦力外になりました。
試合は相手チームの勝ちで終わりますが、試合後アシュレイはラヴィの体育着が破れていることに気づき、「脱げ」と言います。
当然リネットは過剰に反応しますが、その慌ててアシュレイはラヴィを部屋まで連れていき体育着の破れた穴の部分にウサギの刺繍をつけました。
ラヴィが怒っていたのは、自分の誕生日にプレゼントを贈ると約束していたアシュレイが、それを忘れていたことが原因なことも分かりアシュレイの謝罪もあって2人の仲は治ります。
その後の試合に勝ち続けますが次の相手は前回出てきたラトゥーラの班と、最上級クラスノワールのエミリア、あるふぁ、サルサの3人でした。
エミリア達との圧倒的な力の差に押されながらも14対13と持ち込み、ティアラの機転で1点取りますが、ティアラはデュースの存在を知らずその後あっさり2点取られ負けます。
試合終了後にティアラ達が浴場でくつろいでいるとエミリア達も入ってきました。エミリアが自分にボールを当てたティアラに興味を持ったことがその理由ですが、ティアラはエミリアの手を掴んでしまいます。
エミリアはサキュバスで自分に触れた相手の生気を吸う能力を持っているのですが、エナジードレインと呼ばれるその力をコントロールできません。なのでティアラは生気を吸われ気絶するのでした。
ドッジボール回
アシュレイとラヴィの不仲からの和解、『Sadistic☆Candy』のルキフェルとアンジェリカ、『シュガーポケッツ』のシャンペとメアリーベリー、『IV KLORE』のエミリア、あるふぁ、サルサの本格的な顔見せを1話でやった回です。
特にエミリア達はノワールとして、ティアラ達より優れた能力の持ち主であることが強調されていました。その上でティアラの機転で点を取りアシュレイとラヴィの協力でサルサの投げたボールをキャッチするなど、ティアラ側にも見せ場があります。
1話でアシュレイにボールを当てられた子や、ボウガンの訓練でくしゃみをした女の子も少しだけ姿を現し、ビッグカメ娘もあちこちに出ているため細かい所にも見どころのある回でした。
ですがこの回、アイドル要素が全くないんですよね。
単独での出来がいい分、このアニメがアイドル要素がなくても成立してしまうことを証明してしまっています。
前回のティアラたちはオルケストラを観客として見て終わったのですが、歌や踊りについて授業を受けることなくバンブボールを始めたのには引っ掛かるものがありました。
メリッサとココとリリ
2人は2話で少しだけ登場したこの3人ですが、他のモブキャラに比べると出番が多くキャラも濃いです。
相手チームの攻撃が続く時にリリは魔法でボールを防ごうとしますが、それはココと入れ替わるだけの魔法でココにボールが直撃します。この世界は魔法があるからか、皆平気で顔や頭を狙うのでココの顔にボールがモロに当たります。
鼻血を出して倒れたココをアンジェリカが魔法で治し、それを見たリネットが『エコーギフト』という単語を出すなど主要キャラクターとよく絡んでいました。
もしかしたらこの3人は新メンバーになるのかもしれません。
4話
ヤマトからやって来た三姉妹ツバキ、ナデシコ、カエデが学院に戻ってきました。ティアラはカエデが何か悩み姉のナデシコに冷たい様子が引っ掛かります。
そんなティアラがどの部活に入るか悩んでいることを知ったツバキは、妹達の仲直りのきっかけにとティアラの部活見学に付き合うよう仕向けました。
あちこちの部活動を見回った後で、ティアラはメリッサのいる園芸部に入ることにしますが、その際にナデシコが言ったロックが好きという言葉にカエデが反発しました。
その日の晩、カエデはティアラの部屋を訪れます。カエデの話でナデシコとの不和の原因は、オルケストラの盛り上がりが足りないから路線を変えることに反対だからだということが判明しました。
ティアラは自分にも姉がいることを話し、魔女になることを反対されたことを話します。
翌日の早朝にツバキがカエデの前に現れ、森へ行くと書き置きを残してナデシコがいなくなったことを伝えてきました。ティアラたちはカエデと仲のいいサルサを含め4人で森へ向かいます。
魔獣を退けながら森の中を進むと崖の下に落下しそうなナデシコを見つけました。カエデとティアラの協力でナデシコは救出され、ナデシコはカエデが園芸部見学時に興味を持っていた輝石をカエデに渡して仲直りしたかったことを話します。
カエデもナデシコと仲直りはしたくても、新しいことに挑戦するのが不安だったことを話し2人は和解します。
ツバキを含めた3人のユニット、『この花さくや』は和ロックを歌うユニットとして再始動しました。
ユエ
4話ではユエが序盤に少しだけ登場し、ポイントを稼ぐコツを教えてほしいと話しかけた時に、ティアラの姉を話題に持ち出してきつく当たりました。
ティアラは自分が王女であることを秘密にしています。
なのでユエがなぜ知っているのかや、ティアラの姉のことを様付けで呼ぶことも含めて今後明らかになると思われます。
エコーギフトって?
3話でリネットの口から出た『エコーギフト』という単語ですが、4話でもその言葉についての掘り下げはありません。
響きから口笛や声を出すことで魔法を使うことを指すのでしょうが、3話で出て以降何もないのは不自然さがありました。
4話の輝石もそうですがこのアニメはファンタジーな世界で魔女が学園に通い、歌って踊るという特殊な世界観であるにもかかわらず、設定の紹介を重視していないところがあります。
前回はこちら。
次回はこちら。