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『ミュークルドリーミー』6~7話を振り返る【狂気にエンジンがかかる】

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※以前自分のブログに書いた記事を移したものです。

6話

ことこが洗濯物を取り込んでいると、ぬいぐるみが落ちてきました。それを拾ったことこは汚れを落としたうえで自分の部屋に置きます。

一方ゆめとまいらは中間テストで赤点なら補修と追試と宿題が倍になることを知り、ことこに勉強を教えてもらえるよう頼み込み勉強を見てもらえることになりました。

ことこの部屋に入ったゆめとまいらは、そこにみゅーやぺことそっくりな人形を見かけますが、それはことこが拾ったものです。

でゆめとまいらはタイミングを見計らってドリーミーメイトのことを話し、ゆめの力ですうを話せるように。

喋れるようになったすうを見たショックでことこが気を失ってしまったので、ユメシンクロでゆめはことこの夢の中へ入っていきました。

夢の中ではロボットと化したことこが、「ぬいぐるみは喋りません。動きません。論理的にありません」と閉じこもっていましたが、すうが自分を拾つたうえで綺麗にしてくれたことを感謝するとことこは正気に戻ります。

目を覚ましたことこはすうを受け入れドリームパートナーは3人になりましたが、ゆめとまいらは勉強そっちのけだったので赤点をとりました。

2度目のことこ回

前回はまいらの存在感が強くことこ自身の掘り下げはあまりありませんでしたが、今話では本格的にゆめ達と絡みます。

ことこの家族構成も祖父母も含めた3世代で住んでいることが明らかになり、逆にまいらは祖父母と一緒に住んでいる家を初めて見たことも分かりました。

このことこの家族もみゅーとらしく濃い面々で、食事の前に父親と祖父が教育談義を始めるのです。

その内容も『英語で教育の意味のエデュケーションの語源はラテン語で引き出すという単語から来ている』『教育ではなく学び』といったもので、その話し合いもキリのいい所で母親がベルを鳴らしてから食事を始められるというものでした。

初見のゆめとまいらは戸惑いますが、ことこは呆れた顔をしていたのでことこの家では日常茶飯事なのが分かります。

そのことこもすうが喋ったショックで夢の世界に閉じこもりそこで自分自身をロボットにしてしまうのですから、この子もどこかでまいらのお笑い好きのような濃い面が出てくるでしょうね。

ミュークルドリーミーは狂気?

ミュークルドリーミーは狂気のアニメ扱いされることが多いですが、1つ1つのエピソードを見ていくとそうでもありません。

明確に狂気と表現できるのは現時点ではゆめの母親の夢の中とまいらの牛乳パック持ち歩き、今話でことこがぬいぐるみをマジックハンドで拾う場面や、喋ることを受け入れられず気を失い夢の世界でロボットと一体化したくらいなものです。

ストーリーも大まかに見れば王道そのもので、ゆめとまいらが仲良くなる過程を2話かけてじっくり描いていました。

ゆめが元々仲が良かった3人より、まいらと行動するようになっても違和感なく見ることができますが、それでも狂気に見えるのかというとそれはテンポの速さから理由です。

ミュークルドリーミーはとにかくテンポが速く、メタなやり取りも入れつつ話がサクサク進みます。今話でも『とんとん拍子』という単語からまいらから出てくるのですが、ゆめは深く気にせずあっさり流しました。

もちろんカオスな展開が1話で終わらず続くこともありますが、このテンポよく進むことこそが狂気と呼ばれる1番の要因です。

7話

放課後ゆめは朝陽にテニス部の練習試合があることを聞き、テニス部部長の杉山に声をかけられたことをきっかけに練習試合の見学に行くことにしました。朝陽は2人が話を見て複雑な気持ちを抱えます。

練習試合では朝陽の出番はないはずでしたが、けが人が出たため急遽朝陽も試合に出ることになりました。

朝陽はゆめが見学に来ていることもあり、昼食をとらず練習に励みますが上手くいかず、ゆめと杉山が話をしているのを見てしまったのも相まって落ち込んでいると、ゆにに付け込まれブラックスキーマを発生してしまいます。

ブラックアビスを埋め込まれた朝陽は色んな意味でおかしくなりますが、テニスが上手くなったわけではありません。それはそれとして朝陽の頭上にブラックアビスを見つけたゆめはユメシンクロで朝陽の夢の中に入ります。

正気に戻った朝陽は改めて練習試合に出場し、結果は負けですが試合ぶりからテニス部の先輩達に評価されました。

朝陽回

朝陽は1話からゆめに好意があることは小出しにされていましたが、それが話の主軸になった回です。

自分の試合を見てほしいけどかっこ悪いところは見られたくない朝陽の心情が短時間で上手く出でいた回でもありました。

朝陽の夢の中にはくるくる回るゆめがいて、本物のゆめが道を聞く場面があるように朝陽の中でゆめは大きな存在ですが、ゆめはそれがどういうことなのか分かっていません。

杉山に対する感情が好意なのか憧れなのかはっきりしないままですが、今後これがどうなっていくかも楽しみの1つです。

ただ入部したばかりの初心者でサーブを教えていない状況で練習試合に参加させるのは、朝陽にとってはきついことで対戦相手の選手にとっても迷惑なんじゃないかなとは思いました。

すうとことこ

ゆめ達に本格的に加わったことことすうですが、どちらもキャラの強さや特徴が出始めました。

ことこはすうの取扱説明書に興味津々で、ゆめに興奮した様子であれこれ聞きますがゆめはブラックアビス等についてよく分かってないので曖昧な答えしかできません。

ことこは練習試合に本格的すぎる弁当を持ってきて『すしざんまい』のようなポーズをとったりと、キャラが一気に濃くなりました。

まいらもゆめが杉山にちゃんとアピールできるか確認するために練習試合の見学に来て(まいら自身は心配だからと言っていますが、顔は心配していません)、ゆめに「まいらちゃん、何でいるんだっけ」と言われていまします。

またことこが興味を持ったことの1つにすうの眼鏡の肉球認証機能があります。この眼鏡にはブラックアビスを認識する機能があり、朝陽がブラックアビスに操られているがを調べるために使われました。

眼鏡でブラックアビスがあるかを調べるのは今後の話の流れに入りそうですが、ゆめがユメシンクロしている間まいらとことこはお留守番なのもしばらく続きそうです。

みゅーはユメシンクロ、すうは眼鏡でブラックアビス判定と役割が出てきましたが、ペコには今のところそれはありません

幼馴染

朝陽の様子がおかしいことに真っ先に気づいたのはゆめです。幼馴染だからこそ気付けたわけですが現時点のゆめにとって朝陽はただの幼馴染。杉山にとっての百合も幼馴染であることが分かったため、まいらはゆめに「良かったやん」と言いました。

ゆめは今話で幼馴染だから分かることもあれば、幼馴染でも分からないこともあることを知ります。

杉山にとって百合が幼馴染であることを知ったゆめがどう行動するのか。それも今後の楽しみになっていくでしょう。

サンリオの狂気

前回でミュークルドリーミーはそれほど狂気ではないというようなことを書きましたが私が間違いでした。

ミュークルドリーミーは間違いなく狂気です。朝陽の姿を見ても対戦相手は「あの格好で問題ないのか」と審判に抗議するだけで、審判も「練習試合にユニフォームの規定はないから問題ない」とあっさり流しました。

朝陽の姿をみてもまいらもことこも笑顔のままでおかしいと思ったのはゆめだけです。正気に戻った朝陽が着替えるため一度コートを出た時も、審判や相手チームは爽やかに笑うだけでした。これが狂気でなくて何だというのでしょう。

余談ですがまいらの衣装がサンリオ繋がりで監督が同じ『ジュエルペット ハッピネス』のるるかと似たような帽子と髪型と帽子の組み合わせなのが懐かしかったです。

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